咽頭クラミジアの検査キットの精度は?実際に試してみた
不妊の原因となるクラミジア。喉に感染した場合は咽頭クラミジアとも呼ばれます。
咽頭クラミジアは陽性であっても症状が出ないことが多いです。
パートナーが陽性だったり、オーラルセックスによる感染が心配だったりした場合、医者にかかるまでもないけれど、検査キットで判定したいというケースはあります。
でも咽頭クラミジアを判定できる検査キット 、肝心の精度はどうなのか?
気になったので、実際に使って調べました。
目次
わずか数個のクラミジア菌も逃さない、感度の高いTaqManPCR法とは
今回私が使ったのは◆性病検査 STDチェッカー◆ のタイプN(咽頭クラミジア・淋病検査キット)ですが、この検査キットはTaqManPCR法という検査方法にて検査ができます。
PCR法はコロナでおなじみの検査法ですね。TaqManPCR法は、PCR法の改良版。
この検査法は病原菌のDNAを増幅して調べる「核酸増幅法」の一種で、わずか数個のクラミジアも逃さないほどに高精度な検査法です。
クラミジアそのものを検査する方法で、感染の機会があった直後から、潜伏期間に関係なくいつでも検査が可能です。
咽頭クラミジアの検査キットの精度は高い!理由は特殊な保存液にあった
◆性病検査 STDチェッカー◆ は、郵送で検体を送るタイプのキットです。
咽頭クラミジアが検査できるタイプNは、検査薬としてうがい薬のようなものが入っていたのですが、喉を直接こすって採取するような方法とは違い、喉全体からラクに検体を採取できるというメリットがあります。
また、検査薬は体液と同じ濃度に調整されていて不純物もないため、安定した正確な検査ができるように作られています。
郵送タイプの場合、検査会社に着くまでに中身が変質してしまうと、検査結果に影響が出てしまいますが、専用のうがい液はそれを防いでくれるので安心ですね。
検査する会社はどれくらい正確に検査してくれるのか
性病検査 STDチェッカーの場合、このキットを開発した会社自体が、郵送検査の認定事業者、かつ登録衛生検査所の自社ラボを持っています。
つまり、臨床検査に関する法律で定められた施設基準や検査体制を満たしている施設で検査をされています。
自社で検査施設を持っているので、正確かつスピーディーな検査が可能となっており、最近では厚労省とも提携して検査の拡大に貢献している会社として知られています。
これだけ実績のある会社なので、自己採取を間違えずにできれば、正確な検査ができると言ってよいでしょう。
保健所の血液検査との違い。保健所で陽性なのになぜ検査キットでは陰性?
TaqManPCR法は、クラミジアそのものがいるかどうかを調べます。
保健所の血液検査は、クラミジアに対する「抗体」があるかどうかを調べます。
抗体は、風疹などでもおなじみの言葉だと思いますが、とあるウイルスに感染したことがあれば、抗体が検出されます。
つまり、保健所の血液検査では陽性、検査キットでは陰性と出た場合、過去にクラミジアにかかったことがあり、現在は陰性である可能性が高いのです。
決して検査キットの精度が低いのではなく、検査方法の違いによるものなのですね。
悩んでいる時間がもったいない!一刻も早く検査を受けよう
郵送キット形式ならプライバシーも守られるうえ、速達で送れば遅くとも3日以内には高精度な検査結果が、Web上で閲覧できるようになります。
また、万一陽性だった場合の医療機関との提携や、家族やパートナーへどう伝えるか、またはどうやって伝えずに病院に行くか?などの個人的な悩みについても、高度な専門知識と経験を持ったカウンセラーがトータルサポートしてくれます。
手厚いサポートつきの検査会社というのは、実はそう多くなく、今回私がSTDチェッカーをオススメしているのは、検査の精度・万全なサポート体制が揃っているからなのです。
なんとなく性病の検査は後ろめたい気持ちがつきまといますが、カウンセラーがその気持ちをしっかりと受け止めてくれます。
まずは自分の健康を第一に守ることを最優先し、一刻も早く検査を受けましょう。